ＪＡの事業

購買事業

肥料・農薬、飼料・家畜薬など、農業に必要な生産資材を、事前に予約注文等で取りまとめを行うことで、低価格で安定的な供給を実現し、生産コストの削減に取り組んでいます。支所の購買店舗においては、農協ジュース「ジューシー©」や飲料・焼酎などのプライベート商品、Ａコープの人気食品や生活資材など取り扱っています。

また、管内２ヶ所のＭＣ（農機センター）では、様々な農業機械の修理や販売を行っています。

販売事業（園芸農産）

農産物の栽培技術や販売に関する指導など、組合員の営農にかかわる事業を展開しています。組合員が生産した農産物は、集荷・選果を経て、出荷・販売します。この時、ＪＡ単位で一元集荷・出荷を行うことにより、有利販売に取り組んでいます。

さらに、市場や加工業者等と契約販売の締結、消費拡大に向けた販売促進活動にも積極的に取り組んでいます。

販売事業（畜産）

全国有数の肉用牛や養豚の産地として、より質の高い畜産物を購買者や消費者にお届けできるよう、畜産技術指導の向上や防疫衛生管理の徹底強化に取り組んでいます。

信用事業（ＪＡバンク）

貯金・貸出・為替業務などのいわゆる銀行業務を行っています。ＪＡバンクグループ全体のネットワークと総合力で、お客様一人ひとりのニーズにお応えできるよう、貯金やローン商品など、幅広く取り扱っています。

共済事業（ＪＡ共済）

組合員・利用者の「ひと・いえ・くるま」の総合保証をご案内しています。専任の担当者（ライフ・アドバイザー）を中心とした、高度な専門性と充分なサービスを提供し、ＪＡが行う地域密着型の総合事業の一環として、これからも皆さまの暮らしのパートナーとして安心をお届けします。

ＪＡ共済について

肉用牛の大規模繁殖経営における分業体制

当ＪＡでは、繁殖牛部門、哺育・育成部門、飼料部門という肉用牛生産に関するすべての作業を行う自己完結型の経営から、それぞれの部門を分業化し、部門ごとの生産性向上、効率化および省力化等を目指した経営に取り組んでいます。

当ＪＡの子会社「きもつき大地ファーム㈱」では、繁殖牛の飼養管理、人工授精、ＩＣＴを駆使した分娩管理を行い、子牛は生後10日齢を目安に、哺育・育成センター（県経済連）に移動させます。
哺育・育成センターでは、約50日間、人工哺育し、群飼いに慣れさせ、生後８～９ヵ月齢の子牛出荷まで管理します。
大地ファームで給与している飼料は、当ＪＡの「ＴＭＲセンター」で調製しているもの。ＴＭＲセンターは、地域内の４つのコントラクター組織から粗飼料を購入し、地域内の粗飼料１００％調達を実現しています。さらに、当ＪＡ新西南でん粉工場から、甘しょでん粉粕を有効活用し、飼料費の低減を図っています。

これらの体制や取り組みが、日本の畜産業の模範となる先進的な事例だとして、（公社）中央畜産会が主催する全国優良畜産経営管理技術発表大会（２０１８年度）において、最優秀賞に選ばれ、農林水産大臣賞、中央畜産会長賞、地方競馬全国協会理事長賞を受賞しました。