畜産（肉牛、豚）

特産品

畜産王国である鹿児島県で、もっとも畜産が盛んな大隅半島。大隅半島の雄大な自然の中で育った牛や豚を紹介します。

日本一を誇る鹿児島黒牛の特長は、きめ細やかな柔らかい肉質とバランスよく織り込まれた霜降り（サシ）にあります。口に入れれば、とろける様な食感の中にまろやかなうま味とコクが口中に広がります。

温暖な気候で育てられる鹿児島黒牛は、一頭一頭丹精を込めて育てられその肉質は日本のみならず海外でも高い評価を頂いています。

2017年9月には、和牛のオリンピックといわれる「第11回全国和牛能力共進会」において、鹿児島県が総合優勝を果たし、「鹿児島黒牛」は日本一を獲得しました。県代表牛30頭のうち、13頭がＪＡ鹿児島きもつき管内から出品され、総合優勝に大きく貢献しました。

また、同年12月に農林水産省が「鹿児島黒牛」を地理的表示（GI）保護制度に登録したことで、日本を代表するブランド和牛として、さらに注目されています。

かごしま黒豚の肉質は、筋繊維が柔らかいため歯切れがよく、さっぱりとした食感が特長です。また、うま味の含有量も多く、脂肪の融点が高いために脂がベトつくことがなくサッパリしています。
その理由として、鹿児島県特産のサツマイモを配合した飼料を与えることがかごしま黒豚の美味しさに一役買っています。

400年以上の歴史をもつ黒豚生産は、水戸藩主・徳川斎昭に「いかにも珍味、滋味あり、コクあり、なにより精がつく」といわしめ、明治維新の立役者、西郷隆盛もこよなく愛したと言われています。

お茶由来の成分「カテキン」やサツマイモ、ビタミンＥを強化した専用飼料を食べて育った豚です。カテキン・ビタミンＥによる抗酸化作用や消臭作用によって肉の鮮度が保たれ、臭みの少ない豚肉になっています。

また、旨み成分である「イノシン酸」が多く含まれており、ジューシーでおいしい豚肉です。