特産品
果樹
辺塚だいだい
「辺塚(へつか)だいだい」は、肝付町内之浦と南大隅町佐多の町境周辺の辺塚集落に古くから自生・栽培していた柑橘です。出荷量が年間約50㌧とたいへん希少な果実です。
一般的に言われているダイダイに比べて小ぶりで皮が薄く酸味が少ないのが特長で、カボスのように果汁と香りを楽しみます。ライムに似た爽やかな香りで、魚の刺身を食べるときに醤油に果汁をひと搾りしたり、輪切りにして焼酎に浮かべたりなど、いろいろな楽しみ方があります。
2017年12月、農林水産省が「辺塚だいだい」を、国が農林水産物や食品をブランドとして保護する地理的表示(GI)保護制度に登録しました。2020年10月には、飲料メーカーのキリンビールと共同開発した「KIRIN 氷結®STRONG鹿児島産辺塚だいだい」を限定出荷で全国発売し、その名が全国に広まりました。
JA鹿児島きもつきでは他にも、貴重な辺塚だいだいの搾汁液や、果汁を使ったジュースなどを商品化し、人気となっています。